屈折矯正(ICL手術)のご案内
◆屈折矯正手術とは
当院ではICL(屈折矯正)手術を行なっております。 手術時間は10分~20分程度で終了します。 ICL手術は、特殊な器具(インジェクター)を使用してレンズを挿入するシンプルな手術です。 ICLレンズは従来のレンズとは違い、「虹彩(こうさい)に固定」しません。 その為、同日に両眼の手術を行う事ができます。(手術後は当日から裸眼で見えるようになります。) 通常のコンタクトレンズのような日常の面倒なお手入れや、取り外しの必要はありません。 |
◆手入れ不要の永久コンタクトレンズ
レンズの素材は、コラマー(Cllamaer)と呼ばれるコラーゲンを含む生体適合性の高い親水性素材で出来ています。 眼の中で異物として認識されにくい優れた特徴があり、眼内に挿入することへの安全性にも実績があります。 また、眼内にレンズを置くため、コンタクトレンズのような違和感もなく、日常の面倒なお手入れや、取り外しの必要が無いことから「永久コンタクトレンズ」とも呼ばれています。 |
◆ICLの特徴
◎レーシックが受けられない方にも適応 角膜を削らない治療方法なので適応範囲が広く、レーシックなどのレーザーによる手術では治療が難しいとされてきた強度近視の方、角膜が薄い方に対しても適応が可能です。 ◎視力が変わっても治療が可能 一度移植(インプラント)したICLのレンズは必要に応じて取り出すことができるので、ICLの手術を受ける前の状態に戻したり、レンズを交換して再矯正を行うことも可能です。 レーザーにより「角膜を削ることで視力矯正を行う治療法」とは大きく異なります。 ◎紫外線から目を守る 紫外線のダメージが瞳の奥に蓄積すると、眼病の原因になる可能性があるといわれています。 ICLのレンズには有害な紫外線(UV)をカットする「紫外線吸収剤」が含まれています。 |
眼内コンタクトレンズ | |||
種 類 | ICL | IPCL | 老眼矯正IPCL |
手術方法 | 眼内コンタクトレンズにて視力屈折矯正 | ||
適応近視 | ー3D近視 ~ ー18D近視 | ー0.5D近視 ~ ー30D近視 | |
見え方の質 | レーシックよりもクリアで鮮やか | ||
長期安定性 | 視力屈折ともに安定しやすい | ||
ドライアイ | 起こりにくい | ||
ハローグレア | 多少あるが慣れることがほとんど | 多少ある | |
紫外線カット | あり | ||
老眼矯正 | なし | あり | |
可逆性 | 元に戻せる | ||
納 期 | 約2週間 | 約2か月 | |
費用(片眼) | 348,000円(税込) | 288,000円(税込) | 348,000円(税込) |
◆手術の流れ
1.適応検査 |
そのほか、「手術についてのカウンセリング」や「医師の診察」、「検査データの説明」を行います。 その後、ICL手術をご希望された場合は、レンズを発注する前に"内金"として片眼あたり10万円をご入金いただきます。 |
2.レンズの発注 |
レンズは患者様に合わせたものを海外メーカーに発注しますので、到着までに1週間~2か月程度かかります。(レンズの種類によります) ※レンズが到着しましたら、ご連絡を差し上げますのでご手術の日程をお決めください。 |
3.手術当日 |
ICL手術にかかる時間は10分~20分程度です。 車の運転での来院は避けてください。 <ICLの手術方法> 1.瞳孔を大きくする点眼薬を手術前に点眼します。 2.点眼麻酔します。 3.器具でまぶたを開いて固定します。 4.角膜を約3mm切開します。 5. レンズを切開部位から虹彩の後側に挿入します。 6. 保護用コンタクトレンズを装着して手術は終了です。 ※保護用コンタクトレンズは翌日に外します。 <手術後> ・手術後は、30分ほど当院にて安静にしていただきます。 ・問題が無ければ、そのままお帰り頂けます。 ・術後しばらくの間、日常生活での行動に制限がありますのでご説明いたします。 ・手術当日は、早めに休まれる事をオススメします。 |
4.手術翌日 |
翌日は診察と保護用コンタクトレンズの取り外しをしますので、ご来院頂きます。 前日の手術報告を行い、手術後の注意すべき点をご説明します。 |
5.手術後の通院 |
手術後の定期検診は、翌日・1週間後・1か月後・3か月後・6か月後・1年後に行います。 ※手術後の経過には個人差がありますので、上記以外にもご来院いただく場合がありますので、医師の指示に従って必ず受診してください。 |
◆手術方法
◆手術料金
ICLレンズ手術の費用 |
◎ 片眼:288,000~348,000円(税込) ◎ 両目:576,000~696,000円(税込) ※術前検査料金:10,000円(手術を受けられる場合は手術費用に含めます) |
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ICL手術のQ&A
ICL手術は、誰にでも受けられますか? |
年齢が21~45歳で近視または乱視の方、目の病気(緑内障・糖尿病網膜症・白内障など)がなく、医師により適応が確認された方が手術を受けられます。手術前に適応検査を行い、人それぞれの近視量、目の大きさに合わせてレンズを選ぶ必要があります |
手術は痛くありませんか? |
局所麻酔を行いますので痛みを伴うことはありません。麻酔に注射針を使いませんので麻酔自体にも痛みはありません。 |
レンズは一生入れたままでも大丈夫ですか? |
数十年以上にわたって安定する耐久性や生体適合性にすぐれた素材からできているので、一生いれたままでも大丈夫です。レンズが汚れたり曇ったりすることもありません。もし将来、老人性白内障の手術が必要になった場合でも、簡単にICLレンズを取り出して白内障の手術を行うことができます。 |
レンズがずれることはありませんか? |
CLのレンズは虹彩と水晶体の間に固定されるため、他のフェイキックIOLに比べ、強い衝撃に対しても比較的安定しており、ずれることはまずありません。ICLはソフトコンタクトレンズのような柔軟な素材でできていますので、目の中で割れたり破れたりすることはありません。 |